エトナ・ロッソ【2012】

二千年以上もの歴史を持つ、重要なワイン生産地エトナ。長年、モダンバローロの造り手（バローロボーイズ）を束ねてきたグラツィア兄弟は、屈指のテロワールを持つシチリアの中でもより最高の土地を求め、カターニャ県エトナ火山の北方斜面にある畑に出会います。

『テッレ・ネーレ＝黒い土壌』という意味で、岩石の多い火山灰土壌が黒いことから名付けられました。プレ・フィロキセラの高樹齢なブドウが存在する唯一の土地であり、火山活動の恩恵により多様で特殊な土壌を得たこの一帯は、ブルゴーニュ地方によく似てそれぞれの"クリュ"の味わいが表現されます。

軽やかなワインではないですが、どっしりと重たすぎない。"飲みやすいフルボディ"とは、こんなワインのことをいうのでしょう。

しっとりとした舌ざわり、赤果実と仄かにバルサミックな味わい。エレガントな酸味と渋み、透明感のある果実味は、上質なピノ・ノワールをも感じさせます。


ブルゴーニュが好きな方にも、もちろんイタリアワインが大好きな方にも、ぜひ飲んでいただきたいバックヴィンテージです。

※こちらの商品はクール便でお届け致します。