ヴォーヌ・ロマネ 1er レ・ショーム【2014】

メオ・カミュゼの歴史は1990年代初頭から始まります。ヴォーヌ・ロマネ村とヴージョ村を中心に、4つのグラン・クリュと6つのプルミエ・クリュを所有するブルゴーニュ屈指の名門ワイナリーです。レ・ショームは、一部が特級畑のラ・ターシュに面している畑です。

収穫は全て手摘みで行います。これまではアンリ・ジャイエ氏の醸造法に倣い、100%除梗を行っていましたが、2004年からは全房発酵を試験的に一部のワインに導入しています。

2014年のブルゴーニュは比較的冷涼な夏で収穫時期も比較的早めでした。雹害などもありましたが、非常に良い出来のヴィンテージだと評価されています。

深みのあるルビーレッド。ラズベリーやブラックベリー、カシスなど赤黒系果実の香りに、スミレやユリ、リコリスなどのニュアンスがグラスの中から溢れ出します。華やかさと逞しさが一緒になった印象です。球体のように滑らかなアタックと芳醇な果実味。活き活きとした酸と繊細なタンニンがテクスチャーを引き締めています。徐々に広がっていく果実味と酸味は、長い余韻までスムーズに続き、メオ・カミュゼのスタイルが良く表れたワインです。

今後熟成を重ねることで、溶け合った果実味とタンニンが更なる気品をワインに加えてくれることでしょう。


※こちらの商品はクール便でお届け致します。