ミャオジアム "Composition With Red, Blue, and Yellow" コッツウォルズ 6年【2017】

こちらの銘柄は、日本人イラストレーターの"Shu Yamamoto"さんとウィスキーファインドがタッグを組んでリリースしており、その中でもラベルに相応しいハイクオリティーなウイスキーを選んでいくシリーズ。


ラベルのオリジナルである『Composition of Red, Blue and Yellow II』は、1930年にオランダ人芸術家モンドリアンによって"新造形主義"を提唱して描かれました。

原作では7つの異なる長方形が黒い線でコントロールされ、シンプルな構造を形成しています。一番大きな赤色の長方形が最初に目に入りますが、一方で、左下隅の小さな青い四角形が、そのサイズの違いにもかかわらず、全体の印象として赤色と青色のバランスを保っています。そして、右下のほんの小さな黄色い四角が、この作品の温かい雰囲気を醸し出しています。

山本修氏により右上の赤色の長方形が猫の耳に修正されました。このまばゆいばかりの赤猫を表現するために、今回はイギリスの新興であるコッツウォルズ蒸溜所をセレクトしました。STR赤ワイン樽にて6年間熟成させたことにより、豊かなベリーやアールグレイ、砂糖漬けのチェリーなどが咲き誇ります。赤をイメージした味わいで、強烈なインパクトがありながらも、明るい木、スパイス、ミネラル感のトーンで、強さと弱さ、重さと軽さのバランスを巧みに表現しています。