バローロ ジネストラ・パヤナ【2019】

ドメニコ・クレリコはバローロ・ボーイズのトップ生産者のひとりであり、"凝縮感がある力強いバローロ"の代名詞として称されてきました。現在もその存在感は絶大であり、偉大なバローロの生産者として位置づけられています。

大樽のみでワインを造っていたが、バリックでの醸造を学ぶべく1981年にブルゴーニュを訪問。その後すぐに樽の研究に没頭し、ワイナリーの代名詞ともいえるバリックを用いるモダン・バローロのスタイルを確立しました。また、これらの過程で得た経験や知識を周囲の生産者に教え、バローロのクオリティ向上にも一役買います。

「ワインの質の90％は畑で決まる」という信条から、狂信的な程の情熱で畑作業に献身。設立以来培った経験から、どうすれば目指すワインに達することができるかを導き出し、それに適切な方法を常にワイン造りに反映しています。既に名声が確立された老舗生産者ですが、変化を厭わず日々進歩を続ける姿勢に、惜しみない賛辞を受け続けているのです。

こちらの銘柄は、モンフォルテの東側斜面で最も名高いクリュ・ジネストラの、パヤナという区画のブドウから造られます。海抜300mの南向き斜面、砂が混ざった凝灰岩と粘土泥灰岩の混合土壌は、ワインに華やかな印象を与えます。初ヴィンテージは1990年、凝縮した果実味に優雅で上品なボディ。豊かな味わいをしっかりとした骨格が支え、活き活きとした酸味と長い余韻の調和が取れた一本です。

※こちらの商品はクール便でお届け致します。