ファットリア・アル・フィオーレさんは、2014年より川崎町安達の耕作放棄地を開墾し、ブドウを育て、ワインを造られています。
"Fattoria"とはイタリア語で農場を意味し、『AL FIORE』とは代表である目黒浩敬さんが2002年に仙台市内に開いたイタリアンレストランの名前です。『一輪の花』を意味する『AL FIORE』という言葉には、"みなさんを魅了する一輪の花が、やがて種をこぼし、お花畑のように多くの人々の幸せへと広がるように"という願いが込められております。
例年このヴェルデは、カベルネ単一もしくは、メルロと合わせて構成されてるボルドーブレンドです。しかしながら、フランスのボルドーとは全く異なる味わいや香りになります。なぜならば、ここ日本の東北で仕立てる、東北ワインに他ならないからです。
歴史的な背景のあるボルドー地区のワインは、とても素晴らしいワインがたくさんあります。だからといって、私たちがそれを模倣する事は全く意味がないと考えます。それは、気候・風土・土壌・歴史や文化すべてが違うからです。だからこそ、歴史ある素晴らしいボルドーに敬意を払い、日本こと東北におけるカベルネやメルロとのブレンドの表現方法を、栽培から醸造に至るまでを模索し続けております。
一方で日本では秋雨前線や台風の影響もあり、さらには追い討ちをかけるように、ここ数年の夏の猛暑も、晩熟のブドウにおいてはとても厳しいものです。2023年も思うように生育が進まず、最後の収穫まで、十分な糖度や完熟には届きませんでした。それ故に、醸造面ではブドウを少しだけ陰干ししたことで、糖度を上げることにしたのですが、正直なところ、力不足もあって、思ったように上手くはいきませんでした。毎年のブドウは違えども、留まることなく自己ベストを更新していけるように、常に邁進していく気持ちで仕込み続けているのですが、自己ベストを更新できないことも多からずあります。
そんな時、何も言わなければそれまでですが、そこは自分に正直に生きたいという想いから、素直に伝えるべき事だと思うのです。ですので、価格も昨年より低め設定させて頂きました。決して欠陥や美味しくないということではございません。現在のアルフィオーレクオリティーよりは少し劣るといった所感です。ですので、カジュアルにネコシリーズのような感じで楽しんで頂けましたら幸いです。(ワイナリー資料より)
※こちらの商品はクール便でお届け致します。
商品名 |
Verde ヴェルデ【2023】 |
生産者 |
Fattoria Al Fiore ファットリア・アル・フィオーレ |
内容量 | 750ml |
生産国 |
日本 |
地域 | 日本≻宮城県川崎町 |
タイプ |
赤ワイン |
品種 |
カベルネ・ソーヴィニョン |