モモ【2023】

ファットリア・アル・フィオーレさんは、2014年より川崎町安達の耕作放棄地を開墾し、ブドウを育て、ワインを造られています。

"Fattoria"とはイタリア語で農場を意味し、『AL FIORE』とは代表である目黒浩敬さんが2002年に仙台市内に開いたイタリアンレストランの名前です。『一輪の花』を意味する『AL FIORE』という言葉には、"みなさんを魅了する一輪の花が、やがて種をこぼし、お花畑のように多くの人々の幸せへと広がるように"という願いが込められております。

アルフィオーレさんの"momo"というワインの定義は、マスカットベーリーAに、白ブドウをミックスしたロゼのスパークリングワインです。しかしながら、今年は発泡せず……。

2022年ヴィンテージは、ワイン用ブドウ栽培に熱心な"秋葉 陽輔さん"のフィールドブレンド仕上げに対し、2023年ヴィンテージは秋葉さんのブドウをメインに、同じ上山市の同世代、"鈴木 隼人さん"の長期醸しをした"Bucci"に使用するベーリーAを一部合わせ、軽やかさの奥に深みや厚みを持たせるべくブレンドしました。

その後、リキュールを添加して瓶内二次発酵を促しましたが、今年は瓶内の酵母がお腹を空かせたタイミングとリキュール添加のタイミングを損ねたために、瓶内二次発酵がないまま現在に至りました。おそらくもう発泡しないと思い、スティルワインとしてのリリースになります。

味わいの構成要素やバランスは過去一を更新。イチゴのような果実味がしっかりとしたベーリーAを主体に、一週間のマセラシオンカルボニックをかけたトロピカルフルーツ感満載のセイベルをブレンドしました。残糖感はなくドライな仕上がりです。

『今年限りかもしれない？』 レアキャラのモモ。ぜひこの暑い夏に、キンキンに冷やしてお楽しみください。（ワイナリー資料より）

※こちらの商品はクール便でお届け致します。